地元材、手刻みで建てた骨太な住まい
登山を通じて知り合われたご夫婦。
老朽化していた古家を取り壊して新しい家をたてることになった。
河川とほど近い地盤は軟弱で、補強杭を70本うちこんでからの建設である。
建設コストはできるだけ絞りたいが、子供世代にも住みついでいける骨太な住まいを希望されていた。
そこで地元近江材による骨太なフレーム。将来融通のきく間取りをテーマにした。
気密断熱はしっかり確保し、無垢材の質量の確保に心がけ、快適環境をつくるようにした。
コストを下げるために、できる仕上げは住まい手のDIYとし、設備はシンプルにした。
山登りが趣味のご夫妻とやんちゃ盛りの二人のお子さんたちにとって、
「自分たちらしい」実直な住まいが完成した。
以前にもましてお友達が気軽に遊びに来てくれるようになったのは喜ばしい限りである。
大津市 新築
木造軸組み2階建て
延べ床:136㎡
外構・建物本体
施工:連工務店(滋賀県大津市)
撮影:市川かおり(特記なき限り)